非常に厳しい保育園の入園。入れるところ、預けることができる保育園についつい目が向いてしまいがちだ。しかし、こんな時代だからこそ、自分たちが保育園に何を求めているのか、本当に預けたい保育園は何かを見つめ直す必要があるのではないだろうか。本シリーズでは、自身もDUAL世代のワーキングマザーである筆者が、今「選ばれる」保育園を取り上げ、時代や社会のニーズと今後について考える。

 各国大使館が集まる都内屈指の高級エリア、麻布。外資系企業が立ち並ぶ六本木までも歩いて行ける距離にあり、道を歩く約3分の1が外国人というくらいインターナショナルなエリアでもある。

小さな豆を隣の容器へと移す「お仕事」。コロコロ動くから、集中しないとなかなか進まないが、楽しそうに黙々と続けている
小さな豆を隣の容器へと移す「お仕事」。コロコロ動くから、集中しないとなかなか進まないが、楽しそうに黙々と続けている

 その麻布にあるのが、「Chateau des Bambini(シャトー・デ・バンビーニ)」(詳細は文末に)というインターナショナル・プレスクール。プレスクールとは、日本の幼稚園のようなものだが、アルファベットや算数など小学校の準備を含めて“学ぶ”園のこと。この園は、モンテッソーリ教育法に基づいたプログラムを英語で実践している。

 モンテッソーリ教育とは、イタリアで生まれ、子どもの自発性を重視し、それぞれが持つ知的好奇心を刺激し伸ばしていく教育のこと。独自の教具があり、一人ひとりの子どもが自分のしたい教具に集中して取り組んで行うことで、様々な力を伸ばしていくが、その作業を「お仕事」と呼ぶ。キャラクターやごっこ遊びは好ましくないとされ、なるべく実際の生活の中で使うもの、触れ合うものを通して学んでいくことが重要なため、必要に応じてアイロンがけや裁縫、調理なども実物を用いながら行う「お仕事」もある。

日本では珍しいモンテッソーリ教育「保育園」

 日本でも、モンテッソーリ教育を取り入れている幼稚園などは増えているが、保育園はまだまだ珍しい。このシャトー・デ・バンビーニは、平日は午前8時~午後8時(午前9時前と午後6時以降は延長料金)まで託児可能。それは、実際に働くママとして3人の子育てをしてきた理事長、ジョーンズ栄理子さんの経験に基づいた決断だった。

次ページから読める内容

  • 異年齢児との交流を重視、学年分けクラスは実施せず
  • 淡々と「お仕事」に取り組む子どもたち
  • インターで育む英語力と自発性
  • モンテッソーリ教育の先生集めを重視、あえて認可外を選択
  • 保育料は1歳で週5日で月額12万6000円

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