「ハンドルロック」機能も見逃せません。自転車を止めて子どもを乗せ降ろしする際、ハンドルのふらつきを抑えるのがその役割。
従来なら、重い仕事カバンやスーパーのレジ袋をカゴに入れていると、子どもが少し動いただけでバランスが崩れ、バタンと自転車が倒れてしまう危険性もありました。でも、この機能がついていればその心配は軽減されます。片手で簡単にロックできるものを基本に、スタンドを立てると自動的にハンドルロックがかかる自転車など、各メーカーで使いやすさを追求した商品が販売されています。
「普通自転車」と「電動アシスト自転車」、「軽快車」と「小径車」がある
子ども乗せ自転車には、普通自転車(非電動自転車)と電動アシスト自転車があり、どちらも軽快車(一般的なシティサイクル、ママチャリ)とタイヤ径が小さな小径車の2タイプに大別されます。
最近、利用者が増えてきた小径車の特徴の1つ目は、ママが自転車にまたぎやすく、漕ぎやすいようにフレーム(骨組み)が低く設計された「低床フレーム」であること。ほかの自転車に比べて重心が低く、サドルも低めに調整でき、子どもの乗せ降ろしがラクです。
2つ目は、「車体が小さく、小回りがきく」こと。
3つ目は、「重心が低く、低速でも倒れにくい」こと。
4つ目は、「車体が小さいので、置き場スペースが小さくて済む」こと。
メリットは多いのですが、一般の自転車とタイヤの大きさが異なるがゆえに、「小径車だと駐輪場に停められない」というマンションもあるので注意が必要です。また、段差や凹凸に弱い。回転数が多いため、タイヤの減りが早いというデメリットもあります。