(2)翌日、スープにする
 前の晩に作った「スープのもと」に水や牛乳を注いでさっと温め、コンソメや鶏ガラスープ、塩こしょうなどで味をととのえるだけで、おいしいスープが即、できあがり。

 スープのために具材を切る手間もないから、超・超・楽ちんです。仕上げにカレー粉で味をつけたり、とけるチーズやクラッカーを添えると、誰も「昨日のおかずの使い回し」だなんて気づきません。

 

●もっとおいしくしたいときは……

 具だくさんにしたいときは「切っておいた野菜」をぽんぽん放り込んでボリュームアップ。卵でとじたり、サイコロに切ったおもちを入れたり、ごはんを入れてリゾット風にしてもおいしい。

 実は、この「スープのもと」は、毎晩帰りが遅く、夕食を食べるかどうかもはっきりしない息子たちにあわせて私が行っている方法なんです。

 息子たちは子どもの頃からかぼちゃやさつまいものポタージュが大好き。でも、牛乳を加えて作ってしまうと、その夜「食べない」となったときにお鍋から保存容器に入れて、冷まして冷蔵庫に……なんていうのがほんっと、イライラするじゃないですか(笑)!

 そんなときも、「スープのもと」を冷蔵庫に入れておけば、朝でも、夜でも、必要な分だけ牛乳でのばせばいいからすごく楽、イライラもしない。

 この方法を覚えておくと、お子さんの帰宅が遅くなる成長後も、ずーっと役立ちますよ。

 時間がない日でも「スープのもと」があれば、「さあ、ごはん食べてあったまろうね!」と明るい気分で子どもたちと帰宅できそうですね。

 次ページでは、具体的なレシピを紹介します。