藤川 子どもがよく利用するiPod touchの場合、先に紹介した携帯電話会社のフィルタリングサービスは使えません。またiPhoneでも、携帯回線ではなくWi-Fi接続の場合は、サービスが利用できなくなります。

 そこで、端末にフィルタリング機能付きブラウザをインストールして、そちらを利用するようにしてください。

 iPod touchユーザーやソフトバンクユーザーであれば「Yahoo!あんしんねっと for SoftBank」(無料、App Storeへのリンク)、auユーザーであれば「安心アクセス for iOS」(無料、App Storeへのリンク)があります。iPod touchユーザーには「i-フィルター for iOS」(有料、App Storeへのリンク)もあります。

「Yahoo!あんしんねっと for SoftBank」。iPod touchでも利用できる
「Yahoo!あんしんねっと for SoftBank」。iPod touchでも利用できる

auのフィルタリング機能付きアプリ「安心アクセス for iOS」
auのフィルタリング機能付きアプリ「安心アクセス for iOS」

 一方、iOSの設定アプリの「一般」メニュー内にある「機能制限」を利用して、標準ブラウザの「Safari」を利用不可にすることも忘れないでください。

iOSの「機能制限」では、標準アプリの利用やアプリのインストール、アプリ内での購入などを制限できる
iOSの「機能制限」では、標準アプリの利用やアプリのインストール、アプリ内での購入などを制限できる

 iOSの機能制限では、アプリを無断でダウンロードできないように、iTunes Storeへの利用やアプリのインストール、アプリ内での購入を制限できます。この機能を利用して、子どもが新たにアプリを入れたいときは親と相談するようにするルールを決めるのもよいでしょう。

親は「ポルノは見るな」と叱るだけではダメ

――子どもは、やはり「有害サイト」へアクセスしてしまうのでしょうか。