「母性健康管理指導事項連絡カード」は、勤務時間の短縮や欠勤を申し出たいとき、医師に具体的な指導事項を記入してもらい、職場に明確に伝えることができるカードです。

>上司も知っておくべき!
妊娠中及び出産後の女性労働者が保健指導または健康診査に基づく指導事項を守ることができるようにするために事業主が講ずべき措置に関する指針

●母性健康管理指導事項連絡カードの利用について

 事業主がその雇用する妊娠中及び出産後の女性労働者に対し、母性健康管理上必要な措置を適切に講ずるためには、当該女性労働者に係る指導事項の内容が当該事業主に的確に伝達され、かつ、講ずべき措置の内容が明確にされることが重要である。このため、事業主は、母性健康管理指導事項連絡カードの利用に努めるものとする。

つわり対策措置を申し出るときは、上司と相談して

 「母性健康管理指導事項連絡カード」が提出されると、会社は記入事項に従った措置を講じなければなりません。

 申し出る内容は、例えば、始業時間及び終業時間にそれぞれ30~60分程度の時間差を設ける、フレックスタイム制度を適用する、1日30~60分程度、勤務時間の短縮、混雑の少ない交通手段や通勤経路への変更……などが考えられます。まずは、あなたにとって最善の方法を申し出て、職場の上司と相談してみてください。

 「母性健康管理指導事項連絡カード」は、厚生労働省のホームページからダウンロードできます。

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 妊娠中は、とても大切な時期。あなたと赤ちゃんを守るためにも、早めに医師に相談しましょう。

<ポイント>
・どうしてもつらいときには「母性健康管理指導事項連絡カード」を利用する