4.いろいろな体験を積ませ小学1~3年生で絞る
お稽古事を3 つ、4 つと掛け持ちしていることは多いだろう。「まずはいろいろな体験をさせてみたい」というのなら、問題はない。だが、いくつも掛け持ちしている状態は子どもにはしんどいし、教室以外で練習する時間も取りにくい。小学1~3 年生ごろを目安に、「どれを続けたいと思う?」と子どもと話し合って1 つか2 つに絞ると、エネルギーを集中して注げる分、上達しやすくなる。
5.習う先生を吟味する
子どもがお稽古事を好きになるかどうかは、先生に左右される面も大きい。子どもと一緒に見学に行き、ほかの子どもが楽しそうにやっているかどうかを見たり、近隣のママに評判のいい先生を聞いてみるといい。「どうしても有名教室に入れたい」と熱心になりすぎるのは考えもの。わざわざ遠くまで通ったのはいいが、小学校入学後に通いきれずにやめることも少なくないのだ。
(取材・文/ライター 広田遙、構成/日経キッズプラス)
[日経キッズプラス2009年3月号の記事を基に再構成]