それぞれ個別に対処する方法はいくらでもアドバイスできますが、最後は「健康でいることが何よりのリスクヘッジです」と説明しています。

 お金の相談に来店されたお客様に対して、「健康が一番」と答えるのは問題をはぐらかしているように思うかもしれません。ですが、心身ともに健康で働けること、これが安定したマネープランのベースになる事は間違いありません。

 そのため、お客様には必ずタバコは吸っているかどうか確認します。

 わざわざお金を払ってFPのアドバイスを受ける方は、将来のお金やマネープランについて不安を感じているわけです。その一方でタバコを吸っているのであれば、痩せたいと言いながら大食いをしているようなものですから、「タバコを吸いながら将来が不安というのはアンバランスです」とアドバイスしています。

保険料は約110万円も安くなる

 特に分かりやすいのは生命保険です。タバコを吸っていない方は「非喫煙割引」といって、保険料が安くなります。さらに血圧なども含めた健康面で一定の条件をクリアすると「タバコを吸わない健康な人」という事で、標準体の方と比べて3割ほど保険料が安くなります。