1.「すぐに病院へ行く」を選択する人は結構多かったですね。正解は、2.「家で寝ている」です。

 インフルエンザにかかったときに受診するかどうかの目安については、以下を参考にしてください。

●こんなときは急いで受診しましょう

・発熱と咳があり、意識が少しおかしかったり、意味不明のことを言う
・発熱と咳があり、息がかなり苦しい

○こんな時は慌てずに家でちょっと様子をみましょう

・発熱または咳はあるが、食欲はまあまあ
・発熱または咳はあり、食欲もないが、比較的元気はある

(参考:「インフルエンザの流行期に発熱や咳があったときの受診の目安」)

インフルエンザであっても受診の目安はほかの病気と同じ

 風邪のほとんどは、ゆっくり寝ていれば自然に治るものです。インフルエンザは、風邪とは一線を画す病気ではありますが、「インフルエンザであっても、受診の目安はほかの病気とあまり変わらないです。上の目安と、検査に適したタイミング(発熱後12時間ぐらいたたないと検査をしてもキットによっては陽性結果が出にくい)を加えて判断すればいいと思います」とこの先生はおっしゃっています。

 必要なときはためらわず受診を、けれども緊急の受診が必要ではない症状の夜には、親がそばにいてお家でみていてくれる―そのことが子どもには一番良い薬となるのかもしれないですね。

 ワクチンについて不安が残る人は、かかりつけの小児科の先生に直接尋ねてみてくださいね。(『知ろう小児医療守ろう子ども達』の会でも質問を受け付けています)

 副反応や水銀などについて心配がある人は国立感染症研究所の「インフルエンザQ&A」も参考にしてください。

 何年も前になりますが、わが子がまだワクチンを打ってない間にインフルエンザにかかったことがありました。その日はどうしても仕事が休めず、急遽病児保育をお願いしました。担当してくださった方が、子どものことをとても丁寧に見てくださったことを覚えています。

 離れていた時間の子どもの様子をよく聞いて、子どもの頑張りに、愛おしさ倍増でした。インフルエンザにかかった子どもと離れることは、親としてはつらいものがありました。けれども、離れている時間があったからこそ、その後の時間は、子どものことをよりしっかり見て感じることができたとも思います。