女性の自分らしい働き方、生き方を応援する「日経ウーマノミクス・プロジェクト」主催の「日経ウーマノミクス・フォーラム 会員交流イベント ~セミナー&クリスマス・パーティー」が、2013年12月1日、ザ・プリンス パークタワー東京(東京都港区)で開かれました。

 企業の女性幹部たちが自分のキャリア経験を基に講演を行ったほか、日本経済新聞社グループの女性向けメディアの編集長3人が鼎談を行い、参加者約270人が熱心に耳を傾けました。

「馬に乗ったら、降りないでほしい」

 セミナーは午後1時に開始し、まず、株式会社GRI代表取締役社長の内永ゆか子さんがメッセージを送りました。「女性でも働き続ければいつかチャンスは巡ってくるはず。馬に乗ったら、降りないで」という言葉が印象的でした。

 次に、サントリー酒類株式会社 スピリッツ事業部 RTD部長の佐藤晃世さん。自分が部長に昇格するまでの働き方と、その後の気づきについてリアルな話をしてくれました。「現場の担当者時代はとにかく一つずつ考え抜いて課題をクリアすることを大事にしていた。今も、その経験が生きている」と語りました。

 続くディスカッションでは、日本経済新聞「女性」面編集長兼論説委員・阿部奈美、日経WOMAN編集長・佐藤珠希、日経DUAL編集長・羽生祥子が登場。事前に行ったアンケートを基に、キャリアアップや仕事と家庭の両立など、女性の働き方について意見を交換しました。

恥ずかしがらずに「やらせてください」と言う勇気

 社内の女性の人材登用について、羽生は「女性は仕事に対して『私でよければ…』という謙虚な人が多いような気がします」と指摘。