もし、働くことによるなんらかの罪悪感を抱いているママやパパがいたら、共働きの両親に育てられた子どもの代表として「母親も(もちろん父親も)仕事を通した幸せを追求し続けて大丈夫!」と伝えたいです。親が働くことで子どものプラスになることはたくさんあります。

「子どもがいることの喜び」を子どもに素直に伝える

 多くの人と関わりながら楽しそうにしている親を見ていると、子どもたちも人生を楽しいものだと思いますし、「親が社会に貢献して人の役に立っている」「なんらかの社会的インパクトを与えている」「仕事を通して生きがいを感じている」という姿は必ず子どもにも伝わります。働きながら「子どもがいることを喜ぶ気持ち」を素直に伝えれば、子ども自身も喜びで満たされるはずです。将来子どもたち自身が「子どもを持ちたい」と思ってくれる礎にもなるのではないでしょうか。

 そして、私たちの子どもたちが親になったときに、周囲からサポートしてもらえるようにするためにも、保育園のような場所が、さらに重要になる。私はそう思っているのです。

 次回からは、産前産後の働くママが直面する、体やメンタル面の不調にどう対処するかについて解説していきます。