毎日、本当にお疲れ様です。「仕事も家事も育児もなんだか中途半端」「努力をしてなんとか両立させているけど、毎日辛い」「周囲と比較して、何もできていない自分に焦りを感じている」……

 そんな悩みを抱える働くママのみなさんに、“大変な努力をすることなく、仕事も家庭もうまくいかせて自分も充実させることができる”とっておきの方法をお伝えします。

 企業の経理をしながら男児2人を育てる現役ママ・馬場じむこさんの著書『働くママの時間術』より、肩の力がふっと抜ける時間術を厳選してお届けします。

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 私が仕事と育児をやりながらも、毎月10冊以上本を読み、書評ブログを書き、月に何回も社外の友人と会って情報交換をして、昨年からはスポーツジムにも通い出したと話すと驚かれます。

 でも、これらはみんな昼休みや通勤・移動時間を使って行なっていることなのです。 働くママにとって、お迎え後から子どもが寝るまでの間や休日は、子どもがそばにいて、ひとりで使える時間はほとんどありません。

 しかし、平日の昼休みは、貴重な自分ひとりの時間なのです。

 もちろん、昼に仕事の疲れを取るため休むことも必要ですが、もし余力があれば、積極的に自分のための時間として使ってみてはいかがでしょうか? 休み時間を思い切りアクティブに使うと、疲れが蓄積……どころかよい刺激を受けたり気分転換になって、より仕事が進むようになりますよ。

 では、今、私が昼休みにやっていることを紹介します。

●ブログ更新、アウトプットに使う
 私は書評ブログを書いていますが、本の紹介記事の場合、複数回に分けて書き上げています。疲れが残っている夜、なかなかひとり時間が取れない休日は、第1段階として、紹介する本とその本の心に響いた部分だけを抜き出して一度保存します。そして、昼休みはその部分についての考察などをブログに書いて公開しています。先にメモをしておくことで、読んだ本についての考えが深まり、休み時間という限られた時間の中でもよいアウトプットができます。 また、フェイスブックやツイッターでの発信・コメントも昼休みを使っています。

●「いらっしゃいランチ」で情報交換
 社外の友人との情報交換を兼ねた昼食に「いらっしゃいランチ」と名前をつけています。このいらっしゃいランチ、名前の通り自分の職場近くの美味しいランチの店に相手に来てもらうのです。