職場の近くに来てもらうのは気が引けることもありますが、「育児で自分の時間が限られているので、申し訳ないけど自分の職場近くに来てもらうと助かる」と正直に話すと、相手の状況によっては、場所や時間を合わせてくれることがあります。誘ったのがこちらからだと、厳密にはマナー違反ではありますが、大抵は甘えても全く問題がないです。

 そのとき、相手に負担をかけて恐縮であるならば、ランチ代をご馳走したり、何かをお手伝いしたりして、お返しすればよいと思います。

 遠方の知人との電話も昼休みにやっています。こちらは、電話をしながら長居ができる会社近くの喫茶店で、軽食をとりながら行なっています。

 電話は場所を選ばないので、以前は、休日や夜に家でやっていました。しかし、実際にやってみると、子どもは、ママが目の前にいるのに自分を相手にしてくれないということで、大騒ぎしてしまい、パパからも「そんなに長時間何を話しているんだ!」と苦言をもらったので、昼休みにするよう切り替えました。

 昼休みという限られた時間ではありますが、時間が足りなければ日をまた改めるだけです。家で話すより落ち着いて話せるので、切り替えてよかったと思います。

●ジム通い
 一番びっくりされるのは、ジム通いです。私は会社近くの「カーブス」というジムに通っています。こちらのサーキットトレーニングは、1回30分なので、着替え時間を入れても昼休みでできます。

 運動不足は、以前から自分の課題であり、最初は休日に子どもをパパに見てもらって、自宅近くでランニングなどをしてみましたが、長続きしませんでした。しかし、昼休みは、子どものことを気にしなくていいし、時間も決まっているので、定期的に通うことができています。

 おかげで肩こりなどが軽くなり、ときには、運動中に仕事のアイデアがふっと浮かぶこともあります。

<『「働くママ」の時間術』(著・馬場じむこ/日本実業出版社)から転載>

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子育てに仕事、本当に大変。でも、焦ってはいけません。子どもにとっても、家族にとってもママは笑顔でいることが一番! 著者は都内某企業で会社員を務める2児のママ。書評ブロガーとして活動するほか、勉強会やセミナーの主宰・運営を行うなど、段取りよく自分の時間を作って活躍中。仕事効率化のコツ、時間の使い方、上司やパパのうまい巻き込み術など、実践的なノウハウが満載です。