残業が多い職場で働くママ&パパは、子育てをしながら仕事をこなしていけるのかどうか、不安に感じていると思います。確かに、子どもが生まれたら、生まれる前と同じようには働けません。では、残業や出張がどうしても必要なときは、どうしたらいいのでしょう。

保育園の保育時間は大きく分けて3パターンある

残業や出張時には他人の力を借りる必要がある。
残業や出張時には他人の力を借りる必要がある。

 認可保育園の通常のお迎え時間は、園によって夕方6時・6時15分・6時30分のいずれかが多いでしょう。ここでは、この時間までの保育を通常保育と呼びます。通常保育は11時間ですので、夕方6時15分までの保育の園は、朝は7時15分から通常保育が始まります。

 通常保育のみの保育園もありますが、8割以上の認可保育園で、延長保育を実施しています。その多くが、通常の保育時間を1時間延長するものですが、都市部では夜の8~10時ごろまでの延長保育を実施する認可保育園も少しずつ増えてきました。延長保育は基本は月決め(利用の頻度にかかわらず1カ月ごとの一定料金)ですが、延長保育を臨時で利用できるスポット保育の制度がある場合もあります。

 これらを整理すると、


1.通常保育 6時・6時15分・6時30分ごろまでの、11時間の標準開所時間内の保育。基本保育料の範囲内。

2.延長保育 通常保育よりも1時間延長、2時間延長、4時間延長など。月決めの延長保育料あり。

3.スポット保育 延長保育を臨時で利用できる制度。利用回数に応じて、決められた料金を支払う。

 気を付けなくてはならないのは、「2」や「3」に定員がある場合が多いことです。毎日、延長保育を利用しなければお迎えが絶対に間に合わない人は、入園申請の段階で延長保育も申請しておく必要があります。

 認証保育所を含む認可外保育園では、保育時間の設定の方法はいろいろですが、認可保育園と同様の方法のところもあれば、1日「10時間コース」「11時間コース」など時間数で決めている施設もあります。認証保育所では、夜8~10時ごろまで開いている園が多いので、保育時間は希望が通りやすいでしょう。

保育園によって異なる保育時間

(図は普光院さんの話を基に、DUAL編集部が作成)
(図は普光院さんの話を基に、DUAL編集部が作成)