最近では、「家事も育児も頑張ってます!」っていうパパも増えてますけど、どんなにイクメンでも心のどこかで「やってあげてる」「手伝ってあげてる」という思いがあると思うんですよ。しかも、一生懸命やっていると本人が言っても、ママから見たら全然足りてない。というか、やることが微妙にズレてたりして、かえってママの手間が増えることもある。

 僕自身の経験から言うと、もしパパにもっと協力して欲しいのであれば、ママはもっとパパに“戦略的に”接する必要がある、と思っています。例えば、「洗い物は私やるから、その間にお風呂掃除をお願いできるかな?」などと、具体的にリクエストを出したほうが動きやすいんです。男というのは。

 時々褒めてあげると喜びますよ(笑)。単純ですから。

 僕は仕事柄、ふきんを1日30~40枚洗濯して干すんですが、ヨメから「パパの干したふきんはパリっとしてて気持ちいいなー」って言われたら、「ホンマか! もっとパリッとさせよかー!」って張り切ってしまいますしね(笑)。

 パパがやってみたことに対して、感謝や褒め言葉が何もなかったり、「何なん、この干し方!」って怒られたりしたら、「せっかくやってあげてるのによ~」とふてくされちゃうんです。なぜなら、パパは自分が家事を主体的にやっていると思っていないから。

 家事・育児に協力的なパパにするための教育は、子どもが生まれる前の妊娠期がベストだと思っています。

 妊娠中ってつわりもあるし、体調も変化するし、ヨメさんがいつもより“か弱い”存在に思えるときなんです。男としても、なんとかしてあげたい。そういう時期に炊事や洗濯のやり方を具体的に伝授してあげると、すんなり受け入れられる気がするんです。

 とはいっても、超ハードに働く会社員パパたちの中には、家事や育児に主体的に携わることが物理的に難しい人もいると思います。知り合いの車のディーラーさんは、毎朝6時に出社して、家に帰るのが深夜12時。そういう勤務形態の人に「育児してよ」と言っても、土台無理な話なんです。

 でも、そんな中でもパパに「子育てしたい」という気持ちがあるのなら、こう考えてみたらいいと思うんです。それは、「0より1」という考え方。