■おきてその3:今日はパパがやろう! という積極性を見せる

 いつもママに任せていることを、何か1つ代わってあげてみてください。いつも任せていることを代わってあげることで、ママに「育児と家事から解放される時間」を作ってあげることができます。私は妻の代わりに家のことをすべてひとりでやってみると、自分の家なのに意外と知らないことだらけ、ということに気づきました。

(例1)夕飯を作ろう!

 できる範囲で、食べられる範囲で頑張りましょう。最近は、電子レンジを使った料理や簡単にご飯が作れる調理器具もありますので、料理が苦手なパパにできることも増えてきたように思います。

 ちなみに、パパ料理は味が濃くなりがちです。まずは、作りやすく、小さな子どもでも食べやすいベーシックなチャーハンなど、簡単な料理にチャレンジするのがおススメ。さらに、子どもに「おいしい!」と言われた日には、料理への熱が高まるものです! 土日であれば、朝昼夜合わせて家庭の食事は6回。うち1回は必ずパパが手料理を振る舞う、というのが「デキるパパ」としての第1歩かもしれませんね!

(例2)ママに昼寝の時間を提供

 0~1歳くらいの子どもがいる場合、夜中もまだ授乳で起こされることが多く、たいていのママは寝不足です。仕事をしているならなおのこと、体力は常に限界。育児、家事、子どもの相手と、ママは自分の時間をほとんど作れません。

 もちろんパパも仕事に家事・育児に忙しい毎日で寝不足だと思いますが、ここで少しカッコつけて、「ちょっと出かけてきたら?」と、ママに「1~2時間の自由時間」を作ってあげるのです。昼寝をしてもいいし、買い物に気晴らしに行くのでもいいと思います。ここで、パパができることは「子どもの世話」。子どもとの距離がぐっと近づく大切な時間になります。

 しかも、気晴らしして帰ってきたママは、パパのために何かしてくれるかもしれません(笑)。

■おきてその4:夫婦二人で話し合う時間を作る

 妻の代わりにできることは山ほどあると思います。どこまで夫ができるのか、どこまでやる必要があるのかについては、それぞれ家庭のルールもありますので、一度夫婦で話し合う機会を設けてみてはいかがでしょうか。育児に追われていると、夫婦で話し合う時間はなかなか取れません。週末、子どもを寝かしつけた後など、話し合う時間を確保することで、ママのニーズを知るきっかけにもなり、今後、ママの逆鱗に触れてしまうという失敗が減ると思います。

 パパもこうして試行錯誤しながら「パパ」になっていくのです。とはいえ、全国のママにお伝えしたいのは「パパは何でも屋さんではない!」ということ。何でもかんでも「サポート」という言葉にのせてお願いをしては、「なんとか自分なりに頑張ろうとしている」パパもダメージを負ってしまいます。時にはママにもぐっと我慢をしてもらいつつ…、どちらも気持ちよくお互いをサポートすることを目指すことができれば最高の共働きカップルになれると思います!

 私もまだまだ学ぶべきことが多いなぁと実感しながら、妻の顔を思い浮かべて洗濯物畳みに取り掛かるとしますかね。