ママのイライラが減る育児参戦のおきて、実践編!

■おきてその1:手伝おうか? の一言をかける

 私は「今、何をしてあげることが妻にベストなのか」を瞬時に見つけてあげることができません。ですので、何か作業をしている様子を見たらできるだけ早く「何か手伝おうか?」と言えるよう、心がけています。

 「大変なのに手伝ってくれない」というのが、ママのストレスに多いもの。つまり、「言えば手伝ってくれる夫」ではなく「いつも声を掛けてくれる夫」になれば、妻もストレスを感じず、家内安全。いつも声を掛けていれば、そのうち家事や育児の流れも分かってきて、本当の意味で自然とサポートできるようになるかもしれませんしね!

■おきてその2:やっといたよ! の事後報告をする

 育児や家事における「一日のto do」は、ある程度決まっています。このスケジュールを先読みすることで、さらに1つ上のレベルを目指していけるのです。

 ただ、嫌みっぽくならないようにするのがポイントです。「やってるよ感」を出すことで、自分のアクションを知ってもらうことはできるのですが、場合によっては逆に怒りを買ってしまうこともあります。妻が見ていないところでひっそりとやっておいてあげるという、地道な姿勢も非常に有効です。何より、「言われる前にやっておいた」という実績が重要なのです。

(例1)食事における「やっといたよ!」

・テーブルを片付ける

・ご飯のスペースを作っておく

・飲み物の用意はパパがやる

・食べ終わったら取りあえず皿洗いをする

(例2)ママが外出中の「やっといたよ!」

・風呂掃除をする

・掃除機を掛けておく

・洗濯のうち、洗濯機を回す・洗濯物を干す・洗濯物を畳む、の1つ以上はやっておく

洗濯機を回す、干す、畳むの3ステップを全てできれば喜ばれること間違いなし!
洗濯機を回す、干す、畳むの3ステップを全てできれば喜ばれること間違いなし!

 例えば、上の例でママがご飯を作っている間の時間、子どもと遊んだり、テレビを見たりするのではなく、ママが気持ちよくご飯を運んでこられるようにテーブルを準備し、ご飯を食べた後は積極的にお皿洗いをすることで、ママは喜んでくれるはずです。そのとき、子どもと一緒に用意や片付けをすることができれば、それこそハイレベルな“パパなりの育児”になりますよね。

「パパができることって家事ばかりじゃない?」と思われた方も多いと思いますが、家事が多いのには理由があるのです。初めに書いた通り、圧倒的な差でママにしかできないことが上回る育児では、家事のこまごましたことをサポートするほうが、ママがスムーズに育児に取り掛かることができ、パパも取り組みやすいからです。