「住保」接近を優先しよう

 「職住保」をなるべく接近させて通勤時間を短くすれば子どもと過ごせる時間を長くできるということは、筆者自身がこれまでもアドバイスしてきたことでした。しかし、近年の都心部の入園事情は厳しく、安易なことは言えないと思っています。都心部は、認可保育園の園庭保有率も低くなっていて、入園事情が厳しいうえに保育環境にも恵まれないという二重苦になってしまう可能性があります。

 「住保」の接近を確保できれば、大人の移動は多少長くても大丈夫なはず。今はどの認可保育園でも延長保育を実施していますから、通勤時間をカバーできる保育時間になっています。

 保育ニーズ増はまもなくピークになると予測されていますが、本当に希望者が100%入れるようになるのはまだ先になると思われるので、利用者の側でも集中を避けて住む工夫も必要になっていると言えます。

 なお、詳細は「2017年度版 100都市保育力充実度チェック」をご覧ください。保育園を考える親の会サイトにて頒布中です。

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(イメージ写真/iStock)