「カリスマ転職エージェント」として激務をこなしながら、2人の息子を育てる森本千賀子さん。日経DUALの連載「家族も仕事も『両方大事』でいいじゃない」では、子どもを育てながら仕事を楽しみ、希望のキャリアを築き上げていく方法を語り、多くのワーママを勇気づけています。今回お話しいただくテーマは「英語」。次男が小学1年生から英語のみの環境で活動するアフタースクールに週5日通った結果、驚くほど英語力が向上したとのこと。その体験談を語っていただきました。

将来の選択肢が広がるよう、子どもに「英語力」を付けさせたい

森本千賀子さん
森本千賀子さん

 あらゆる業種でビジネスのグローバル化が加速し、語学力が必要とされるようになっていることは、皆さんもご承知のことでしょう。

 私は転職エージェントという仕事柄、特に語学力の重要性をひしひしと感じています。ビジネスパーソンが転職を目指すとき、同じような職種で同じようなキャリアを積んでいても、英語ができるかできないかで応募先の選択肢に大きな差がつくことがある――。そんな現実を目の当たりにしているからです。

 息子達が成長して社会に出るころには、その傾向はさらに強くなっているでしょう。「息子が将来、やりたい仕事に就くチャンスをつかむ可能性が少しでも高まるように、英語力を身に付けさせてあげたい!」。親としてはこう思うわけです。

 私は大学時代に外国語学部英語学科で学びましたが、帰国子女のクラスメートの英語力にはとうてい追いつくことができませんでした。やはり、英語学習は早いうちから始めるのに越したことはないと確信していました。

 長男は小学校3年生くらいから英語の教室に通わせました。けれど週1回だったので、そうそう上達しません。それに3年生にもなると、恥ずかしさも出てきて、先生から「Repeat after me!」と促されても言葉を発しづらかったようです。そして、6年生の1年間は受験勉強に集中したため英語教室には通わず、1年のブランクが空いてしまいました。中学生になった今、英語の学習習得に非常に苦労しているのを見るにつけ、あの英語教室での勉強時間は意味があったんだろうかと疑問を感じています。

 外国語は、やはり幼いうちから慣れ親しんで、勉強に対して抵抗感を持たないようにしておくことが大切だと痛感しました。そこで、次男はさらに早くから英語になじめるようにしたいと考えていました。