春から子どもを保育園に預けて職場復帰を考えているママ達は、復帰までの3カ月カウントダウンが始まりました!保活の結果がまだ出ていない人も、保育園が決まったらすぐに時間に追われる両立生活がスタートします。今のうちから少しずつ準備を進めておきたいところですが、準備って一体何をすればいいの…? 前回の記事に引き続き、ママ職場復帰後の生活におけるパパとの連携についてお届けします。今回は、パパの家事力アップ作戦がテーマです

【妊娠・職場復帰のママ・パパ/スムーズな職場復帰2017】
(1) 復帰に向けカウントダウン開始!パパとの連携
(2) パパの家事力アップ 復職後の心強い戦力に ←今回はココ
(3) 復職前に、いざというときのサポート体制を整える
(4) いよいよ復帰!保育園グッズはいつ、何を準備?

  子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学生低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

「通り一遍」「雑」「興味あることしかやらない」ママ達の不満

 共働き家庭では、ママとパパの家事・育児連携が必須です。日経DUALが2016年1~2月に408人(女性302人、男性106人)に向けて実施したアンケートによると、パパがよく手がける家事のトップ3は「食器洗い」「お風呂洗い」「洗濯」です。

 ところが、このアンケートではパパの家事に対するママ達の不満や本音も続出しました。

 「私が指示するまで、やるべきことに気づかない。言ったことしかやらない」
 「最初から最後までしない。ちょっとしたことに気づかない。なので、私がやっている家事にも気づかない。結果、自分はそれなりにやっているつもりになっている」
 「お茶わんが洗ってなくても、子どものお風呂がまだでも、先に自分だけ寝る準備ができると、周りを気にせずゆっくりとビールを飲みます。家事や子どもの世話は人ごととしてしか思えないところが不満」
 「掃除機を隅々までかけない。料理はしてもこぼす、散らかす。排水口の生ごみやエアコンフィルターのほこり、などは見て見ぬふり。洗濯物はシワだらけのまま干す。できてないのに自分は一般の男性よりはやっている、できると自信を持っている」
 「理屈ばかり言うが完成度が高くない」
 「一通り何でもできるが感覚とか深みが足りない。通り一遍」
 「自分の興味がある、称賛されるような家事しかやらない」
 「自分は大したことをしないのに、私の家事に不満を言ってくる」
 「雑。食器洗いは必ず洗い残しがある。洗濯物は畳み方が私と違う」
 「デイリーにしてもらえない」
 「やるタイミングと、そのときに選ぶ家事が『今、どうしてそれをやり始めたの?』ってことが結構あります」
 「文句を言いながらやること。どうせやるなら何も言わずにやってほしい」
 「『次』を見越した行動に欠ける」
 「自分がやりたい『料理』だけは率先してやるが、食器洗いをしない。食器洗いをしないのに『家事をしているオレえらい。やさしいでしょ?』というのが不満です」
 「家事を当たり前の仕事と思っていない」
 「かなり長時間、家事をしているように見えるが、段取りが悪く、また早く終わらせて次にすべきことを片付けようという意気込みが皆無のため、だらだらやっているように見えていら立ちます」

「負担が大きい」「もう少し認めてほしい」パパ達の不満

 一方で、2015年11~12月に実施し138人のパパが回答したアンケートでは、「担当している家事について、不満や改善したい点はありますか」という質問で、パパから以下のような不満の声が見受けられました。

 「負担が大きいので作業量を減らしたい」
 「省力化したい」
 「自分の時間が取れない」
 「妻にもっと負担してもらいたい」
 「自分だけがやっているような気がしたので分担表を作成し点数を付けた結果、意外にもほぼ半々でしたが、たまには掃除をしてもらいたい」
 「人並み以上に家事をしていることをもう少し認めてほしい(感謝の気持ち)」

 普段から家事・育児をしているパパには、妻との分担や作業量などについて不満があるようです。

 次ページからは、家事が苦手なパパだけでなく、普段の家事にさらに磨きをかけたいパパも覚えておきたいコツやワザを専門家が伝授します!

<次ページからの内容>
・パパが苦手な家事ナンバーワン、料理で覚えておきたいこと
・食器洗いで気を付けたい4つのポイント
・下準備、干し、アイロンがけのコツとは?