アンケートで最も該当者が多かったのが「食物アレルギー」。特に多いのが、卵・乳・小麦のアレルギーです。この3つは成長に欠かせない大切な栄養源ですが、アレルゲンとなれば、命に関わる危険な物質となります。まずはヒヤリとする誤食体験について聞いてみました。
(カッコ内の記載は、お子さんの現在の年齢や学年、アレルギーの種類)
ウインナーには卵白を使用したものと使用していないものがあるのに気が付かず、卵白入りのウインナーを与えてしまった。ウインナーは好物で自宅ではよく与えているのですが、そのときは外出先で、卵不使用との表示になっていたが入っていた(か、アレルゲンの食品と一緒に調理した?)ようで、食した後、せき込みだし、しばらくすると嗚咽し、嘔吐しました。嘔吐は、2時間程度止まりませんでした。
(2歳、食物…卵・乳製品・小麦、ぜんそく)
魚卵のアレルギーを持つことを親も本人も知らなかったために、回転ずし店で初めていくらを食べた後、20~30分後くらいから激しい嘔吐があった。
(年少と年長と小3、皮膚炎、食物…卵・乳製品・魚介類・果物)
保育園のおやつでおかわりをしたら、除去食でない普通食のおやつを提供されてしまった。
(年少と小1、皮膚炎、食物…卵、ぜんそく)
まだ食物アレルギーがあることを知らなくて、キウイを食べてしまった。1度食べたことはあったけどそのときは大丈夫で、その後、ホームパーティーのときにフルーツの盛り合わせから手づかみで勝手に食べたようで直後に嘔吐と湿疹。救急病院にタクシーで向かったが、向かっているうちに落ち着いてきて、診察を受けるころにはほぼ湿疹も治まっていた。その間2時間程度。
(年長、皮膚炎、食物…卵・果物・ナッツ類)
せんべいの試食でエビせんべいだったことが分かって、飲み込む寸前で吐き出した。
(年長と小4と中学生以上、皮膚炎、食物…魚介類)
親の食事作りでアレルゲン食材を使用した後、キッチンカウンターに食材が付着していて、子どもが触れてしまった。
(年少、皮膚炎、食物…卵、ぜんそく)
保育園の夕食の際にお友達のお皿と自分のお皿を間違えてしまい誤食。帰宅後嘔吐を繰り返し、急にぜんそく様の呼吸となりぐったりしたため救急搬送された。
(年中、皮膚炎、食物…卵、ぜんそく)
お友達のママが作ったパンケーキ。「ほんの少しなら大丈夫でしょう?」とおやつに出されてしまいました。私も気づいていない一瞬の出来事でした。
(年中、食物…卵)
祖母が作った肉味噌を食べているとき、口の周りが赤くなった。これはおかしいと思って入れた材料を祖母に確認すると、使った甜麺醤の原材料にごまペーストが入っていた。甜麺醤は食べたことがあったが、そのときは別のメーカーのものだった。メーカーによって原材料が違うことがあると分かった。
(1歳と年少、食物…ごま)
祖父母宅で、卵の殻を触った手で目をこすり、お岩さんのように腫れてしまった。すぐに水ですすいでもらい、冷やしながら救急で病院に駆け込んで治療をしてもらい事なきを得た。
(年中と小3、食物…卵・いも類・果物、ぜんそく)
姉が食べていた卵料理が机の下に落ちていたのを、親が気づかないうちに拾い食いしていた。
(1歳と年少、食物…卵・乳製品)
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