お疲れママから脱却!大人のポニーテールを習得したい
暑いから、仕事や家事に邪魔だから、セットが面倒だから、という理由で、さっと後ろに髪の毛を束ねる一つ結び。実はこの一つ結び、周りからおしゃれに見られるか、はたまたおしゃれに無頓着のお疲れママに見られるか、結び方次第で印象が大きく分かれるところです。
忙しい朝にさっと簡単にでき、しかもこなれて見える髪形にしたい! そんなママ達にテクを披露してくれるのは、人気女性ファッション誌をはじめとする雑誌や広告、タレントのヘアメイクで活躍中のヘア&メイクアップアーティスト・サユリさんです。
今回サユリさんに教わるヘアスタイルはすべて、難しいテクニックは不要。練習を重ねるうちに、うまくできるようになります。編集部が実際に試して感じたポイントをオレンジ色のテキストでお伝えしますので、動画とあわせてチェックしてみてください。
まずは、基本中の基本、シンプルな一つ結びをご紹介します。このヘアスタイルが似合うのは、信頼と清潔感をアピールしたい職場でのこんなシーンです。
ビジネスシーンにふさわしい大人のポニーテールは、結ぶ位置の高さと頭頂部の立体感がポイントです。
(この動画は無音です。電車の中などでもご覧いただけます)
<準備するもの>
・太いゴム …… 1本
・スモールピン …… 1本
・ヘアスプレー(ハードタイプ)
<作り方>
(1)いつもの分け目を残しながら、手ぐしで髪全体を一つにまとめ、耳の上のラインの延長線上に位置を決めてゴムで結びます。あえてブラシを使わずに手で流れを作ることで、空気が入り自然な立体感ができます。後頭部は自分では見えないので、位置を決めるときは親指を使って耳の上のラインになっているかを確認するとうまくいきました。
(2)ハチ(頭のてっぺんとサイドの間の最も出っ張っている部分)より内側の頭頂部付近の髪を、親指と人さし指で少しずつつまみ出します。このとき、指で挟む髪の量が多過ぎないように注意します。全部で10カ所くらいを目安につまみ出し、バランスを見ながら立体感を出していきます。はじめはバランスを見るのが難しかったのですが、1回につまみ出す髪の量を少しにすると、失敗しにくくなりました。
(3)ヘアスプレーを手に取り、後れ毛やつまんだ箇所になでつけ、崩れないようにします。ついヘアスプレーを全体にかけてしまいがちですが、少しずつ手に取りなでつけることで、吹きかけるより立体感をキープできました。サイドの髪の毛を少し耳にかけるようにして、こなれ感を出します。これで完成です。
(4)さらにこなれ感を出すには、結び目より下の長めの髪を少し取り、ゴムに巻き付けて結び目を隠し、毛先をスモールピンで固定する方法もあります。ピンはゴムで留めた位置にさすようにすると、きちんと留まりました。髪の毛が短い人は、ヘアスプレーを手に取り、ゴムに巻き付けた箇所になでつけて固定するといいでしょう。