先月スタートした連載「100点満点で評価! 子連れで利用しやすい駅」。おでかけに必須の移動手段である電車ですが、東京の駅は「ダンジョン」と呼ばれることもあるほど構造が複雑。エレベーターが見当たらなかったり、オムツ替えスペースがなかったり……。ここでは、そんな駅の設備を徹底調査! おでかけしやすい駅はどこなのか、利用するときに気を付けるポイントなどを紹介していきます。第1回はJR恵比寿駅を調査しましたが、第2回は東京ミッドタウンなどのおでかけスポットがある都営地下鉄大江戸線の六本木駅をチェックします。とにかく「地下深い」イメージのある大江戸線ですが、果たしてその点数は!?

都営地下鉄大江戸線六本木駅の7~8番出口方面の改札(本文中では改札Bと表記)
都営地下鉄大江戸線六本木駅の7~8番出口方面の改札(本文中では改札Bと表記)

深~いことで知られる都営地下鉄大江戸線を調査

 「100点満点で評価! 子連れで利用しやすい駅」では、親子でのおでかけでよく使う駅を対象に「エレベーター(40点)」「トイレ(20点)」「乗り換え(20点)」「バリアフリー度(20点)」の4つの項目をDUAL独自の基準で評価。減点方式による得点を基に、その駅のおでかけしやすさを100点満点の5つ星で評価します。星の評価基準は以下の通りです。

■評価1: エレベーター(40点満点)
エレベーターがないと、重たいベビーカーを抱えて階段を上らなくてはならないことも。「ホームから改札」「改札から出入り口」へ行くエレベーターを中心に、その広さや立地を評価します
■評価2: トイレ(20点満点)
トイレの設備が整っているのは心強いもの。女性用トイレを中心に、ベビーチェアやオムツ替えコーナーなどの有無を評価します
■評価3: 乗り換え(20点満点)
対象としている路線から別の路線に乗り換える際の利便性を評価します
■評価4: その他バリアフリー度(20点満点)
ベビーカーで通れる改札があるかどうかや、転落防止のホームドアがあるかどうかなど、駅全体にどれだけバリアフリーが行き届いているかを評価します

 配点表を基に、100点満点で総合点を算出。星の数に換算し、5つ星で評価します。評価の基準は以下の通りです。

☆☆☆☆☆……文句なしの利用しやすさ
☆☆☆☆……惜しい点はあるものの、十分に利用しやすい駅
☆☆☆……ごく普通の利用しやすさ。今後の充実に期待したい駅
☆☆……困ることが多いかも? トラブルを見込んで時間に余裕をもって利用したい駅
☆……かなり残念。付近に別の駅があれば、なるべく利用を避けたいかも

 今回は都営地下鉄大江戸線の六本木駅を取り上げます。前回取り上げたJR恵比寿駅では4つ星半・82点と高評価が出ましたが、六本木駅の評価は次ページの通りでした。