今どきの塾って? 中学受験って? 子どもが小学生になると気になってくるのがこの話題。フツウのママ&パパが実際に戸惑ったことや悩んだこと、驚いたことなど、等身大の体験談を紹介していきます。

■お話を聞いた人
都内の第一志望校に合格した娘さんを持つ竹下さん(仮名)。フルタイムで事務をしているが、シフト制のため毎日ぴったり定時で帰れる。

■塾に通った期間
小3(正確には、小学2年生の2月から)~小6

塾に通わせたきっかけは学童保育をやめたこと

――竹下さんがお嬢さんを塾へ通わせるようになったきっかけは何でしたか?

 共働きだと、小学校の授業が終わった後、子どもに放課後をどう過ごさせるかって問題がありますよね。

 うちは朝も夫が6時半に家を出て、私が7時半に出て、子どもが最後にカギをしめて出るんです。放課後まで子どもを一人にしておきたくなかったし、楽しく過ごしてほしかったので、小1から学童保育に行かせました。

 でも、子どもは学童があまり楽しくなかったみたいで、やめたいと言い出しました。ちょうど、一緒に学童に行っていたお友達が学童をやめて塾に行くというのを聞いて、うちもやめようと。代わりに塾に行かせることにしたんです。それで小3から週1回の塾と、他にもピアノ教室、スイミングスクールに通い始めました。

――最初は週1回からなんですね。

 最初は算数のクラスに入りました。実は、学童以外にも、保育園のときから簡単な学習塾に入れていたんです。保育園から入れるのを、結婚したときの仲人さんが薦めてくださったので。そこで算数をやっていたので、その流れで塾も算数から始めました。

――その学習塾を続けなかったのはなぜですか?

 環境が最悪で。線路の脇のバラックのような建物で、ほんとに想像できないくらいのボロさだったんですよ(笑)。電車が通るたびに揺れるんです。地震がきたらつぶれそうで、心配なので本部に直接問い合わせましたが、「建て替えるつもりはない」と言われて。子どもも宿題が多すぎて嫌になっていたので、やめました。

――では、学童はどうしてやめたのですか?

 うちの子が通っていた学童は小1から小6までたくさんの子がガヤガヤしていて秩序のない感じだったので、落ち着かなかったみたいです。特に、先生が男子を大声で叱るのが怖かったようです。学童に掛かる費用は月に6000~7000円くらいでした。それをそのまま、塾の費用に回しました。

 他にも習い事をたくさんしていて、スイミング、ピアノ、バレエ、テニスをしていました。小3の時点で、塾と習い事で月に5万円くらい掛かっていたと思います。