タブレット端末と紙の両方で学ぶベネッセ
「進研ゼミ」などを展開する株式会社ベネッセコーポレーションが、今年4月から新たに開始したタブレット端末向けサービスが「チャレンジタッチ」です。小学1年生〜5年生までの5コースが用意されています。小学6年生のコースは、2015年オープン予定になっています。
料金は月額3343円から(税込、料金や支払方法は学年によって異なる)、教材は国語、算数、理科、社会、英語の5教科を用意(理科、社会は3年生から)。学習内容は小学校で使う教科書に対応しています。入会すると専用のタブレット端末が配られてそれで学習します。また紙のテキストも同時に配られるのが特徴です。
「見て聞いて」学ぶ子どもにはタブレットが合う
――紙ベースの通信教育「チャレンジ」に加えて、タブレット端末ベースの「チャレンジタッチ」を始めた理由を教えてください。
木村隆志氏(以下、木村) 今までは紙の教材で通信教育を展開していましたが「学び続けられない」というユーザーの声も一定数頂いていました。
調べていくと、学ぶときに「読んで書いて」という従来の紙ベースの学習が向く子どもと、「見て聞いて」学ぶほうが理解しやすい子どもの2種類がいることが分かりました。後者の子どもには、音声で問題を読み上げたり動画で説明できるタブレット端末のサービスが合うのです。
――展開するサービスの特徴を教えてください。
木村 チャレンジタッチには大きく3つの特徴があります。
1つ目は音声や動画、タッチ操作を多用しており、直感的に学べる内容になっているということです。2つ目が即時採点。紙の教材の場合、学んだ後すぐに丸付けをしなかったり、正確に自己採点できなかったという問題がありました。ですがチャレンジタッチでは、即座に○×が出て、また個別に答えの解説が出ます。