結婚して13年、ずっと共働きだった私たち夫婦。2人とも会社員。途中で私が会社を辞めました。でもって今度は夫が仕事を辞めちゃいました! ひゃー。…と、去年1年がそんなまさかの展開であっという間に過ぎて行ったことは前回「私が大黒柱に? まじですか、怖い!」に書きました。ほんと、人生何があるか分かりませんね。変化は底抜けに恐ろしいけど、ほんのちょっとだけワクワクするものです。

 人は状況が変わってからようやくものの見方を変えられるものだ、と今回学びました。それまでももちろん、もしも夫婦どちらかの、あるいは両方の収入が減ったら、というシミュレーションはしていました。でも、夫の「仕事を辞めてしばらくのんびりしようかな」発言は想定していなかった! そうなってみて初めて、しばしの恐慌を経て、「じゃあ何が出来るかな?」って考えることが出来たのです。

 ところで、なんで夫が会社を辞めるのを止めなかったのかと思う人もいるでしょう。

会社を辞めるって、それはそれは孤独なもの

 私も会社を辞めた経験があるので、辞めるって決断をするにはうんと考えて、苦しんだり悩んだり迷ったりして、覚悟を決めてのことだと分かったからです。

 辞める人の理屈は、辞めたくても辞めない人や辞めたいと思ったことがない人には決して通じないものですし、噂好きな輩や勝手なことを言う人もいます。会社を辞めるって作業は、それはそれは孤独なものです。彼が黙ってそれに耐えていたなんて、私は全然気がついていなかった!