仕事や家事のモヤモヤに続き、特集第4回に登場する悩みは「テレビ子守」。最近「スマホに子守をさせないで」というポスターを小児科で見かけますが、編集Fもまさにスマホ頼み、テレビ頼みで夕方のバタバタを乗り切っているそう。「スマホ育児」の弊害を耳にするたびに、「今日もまた……」とモヤモヤが堆積しているF。この特集を機に、思い切って脱テレビ子守に挑戦しました。

【モヤモヤ→達成感 コマ切れ時間★超活用】
第1回 日経DUAL羽生編集長、コマ切れ時間の活用術!
第2回 編集Hが気が散る在宅勤務を30分+5分で集中!
第3回 編集Yが汚部屋を毎朝5分整頓の習慣化に成功!
第4回 編集Fがテレビ子守の罪悪感を1分声がけで満足! ←今回はココ
第5回 編集Fがその場しのぎ献立を20分買い物で改善!

 6歳の長女は1歳のころからテレビが大好き。朝起きるとこたつに入って録画したEテレのアニメを保育園に出かける時間まで見ています。帰宅すると手を洗うやテレビに直行。アニメ、バラエティー、ドラマを食事の時間まで延々と。食後もまたテレビ、お風呂の後もまたテレビ。で帰宅後3時間近く見ていることになります。テレビがiPadに変わる日もありますが、画面を見ていることに変わりはありません。しかし、最近の報道にもあるように、テレビ子守、スマホ子守には色々な弊害があります。目にもよくないだろうし、家にいる貴重な時間にもっといろいろなことを体験させたい。もともとは工作やお絵かき、ラキューが大好き。保育園へお迎えに行ったときに作っている途中だと帰るのを嫌がるほどですが、家ではあまりやりません。どうしたものかとモヤモヤの毎日です。

小学生と保育園児の母。録画したドラマを見終えた日曜深夜にアニメ、Eテレ、ドラマの録画をセットするのがルーティン。数えてみたら30件もあった。我ながらテレビに頼りすぎ!
小学生と保育園児の母。録画したドラマを見終えた日曜深夜にアニメ、Eテレ、ドラマの録画をセットするのがルーティン。数えてみたら30件もあった。我ながらテレビに頼りすぎ!

 でも、その原因は完全に私です。

 ごはんを作るのは一人のほうが早いから、お手伝いはいいわ。テレビ見てて。
 急ぎの仕事メールが来たから、テレビ見てて。
 ママがお風呂に入る間、テレビ見てて。

 そんなことが度重なり、テレビ子守の癖がついてしまった……。

 ■ 帰宅後のテレビは1時間までにする
 ■ 娘が好きな工作、折り紙、ラキューを楽しませたい
 ■ テレビ子守の罪悪感を無くしたい

 ■ おもちゃの「夕方セット」と「見せて見せて」で5分持たせる一人遊び作戦
 ■ 遊び→食事→おふろの切り替えがうまくいく「関与度アップ」術

 以前から育児番組や育児誌を通して「幼児の心が読める先生だなぁ」と思っていた発達心理学者の岡本依子さんにアドバイスをお願いすることにしました。保育の現場で乳幼児を観察し、親子のコミュニケーションを研究している岡本さん。今回は「幼児とはどんな生き物か」という基本から始めて、なぜ、ついテレビを見せてしまうのか、夕方のこま切れ時間をどうしたらうまく活用できるかを教えてもらいます!

<次のページからの内容>
・子どもを退屈させずに過ごさせるネタが必要
・5分付き合ってあげるとそのあと一人で遊べる
「見せて見せて」は、子どもをノセる魔法のことば
・お手伝いはあとで切り替えるときに効いてくる
・テレビを見るなら「短時間」&「随伴視聴」
・新しいおもちゃで失敗。テレビ子守復活