新型コロナウイルス感染症の影響により、多くのご家庭で以前よりおうち時間が増えたのではないでしょうか。おうち時間の楽しみというと食事がその1つ。今回は食品系に注目して、お得な株主優待が受けられる銘柄を桐谷さんに教えていただきました。

※本文中の株主優待情報は桐谷さんの経験に基づいたものであり、変更になる可能性があります。
※記事中の株価、利回りなどは全て2020年11月25日の終値で計算しています。
※優待内容は特に断りのない限り1単元(100株)保有の場合を記載しています。

2~3月の暴落時は大バーゲン!? 大喜びで買った桐谷さん

 日に日に増える桐谷さんの保有銘柄。現在は1100銘柄程度持っているといいます。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日経平均株価は今年2月から3月にかけて3割程度も下落しましたが、この間も桐谷さんはどんどん株を買っていたそう。暴落しているときに買うのは怖くはなかったのでしょうか。

 「投資歴36年の経験からいうと、株で利益を出すには安いときに買うのが一番なので、バーゲンセールだと思って大喜びで買いましたよ。暴落時に買っておくと、目先はさらに下がるかもしれませんが、相場が反転すると戻ってくる銘柄も多いんですね。まだ買値まで戻っていない銘柄もありますが、大底だった3月19日近辺に買った銘柄は、いま軒並み利益が乗ってきています」とホクホク顔。

 子育て世帯が株式投資をする場合も、やはり安いときに買うのがおすすめだと桐谷さんはアドバイスします。

 「人気が出て値上がりしていく銘柄を買う手法もありますが、上がったものは、いつかは下がります。売買のタイミングが難しい値上がり益を狙う手法より、お得な株主優待があり配当も出る銘柄を安いときに買って、年1~2回の優待と配当を楽しむといった手法が忙しい子育て世帯向きです」

 その考え方を基本に、今回はコロナ禍により増えたおうち時間を楽しめるような食品系の優待がもらえる銘柄のうち、お得感のあるおすすめの5銘柄を紹介していただきます。